一般産業用電動機

VSモータ

VB0ZN-Y3形
200V級:0.2~37kW
保護形 IP20
(脚取付形)

一般用VSモータは、スリップリング無しのVSカップリングと駆動用の三相かご形誘導電動機を組み合わせて、完全一体構造にまとめた小形軽量の交流可変速電動機です。
40数年間の経験と実績が生かされた頑丈な構造、使いやすさ、及び保守・点検が容易など、多くの特長を備えているため、あらゆる分野の可変速用途に適用できます。

VSモータ

  • 特長
  • 仕様・特性
  • 外形寸法
  • 形式の見方
  • Q&A

VSモータの原理と特性

VSモータでは、ドラムをかご形誘導電動機に連結してほぼ一定速度で回転し、磁石の役目をする誘導子(磁極)をVSモータの出力軸に連結しておくと、トルクをかご形誘導電動機→ドラム→誘導子(出力軸)→負荷へと伝えることが出来ます。
この伝達トルクの大きさは、ドラムと誘導子の相対速度及び誘導子に磁力線を通す励磁電流の大きさに関係し、図1(a)のような速度―トルク特性が得られます(励磁電流をパラメータとした場合)。

トルク特性

図1(a)速度―トルク特性

VSモータの自動速度制御

VSモータの速度―トルク特性では、励磁電流曲線と負荷トルク曲線の交点が運転点となりますが、負荷トルクが変化すると、この運転点(回転速度)も変化します。これでは、負荷トルクが変わると希望する回転速度を持続できないので、負荷トルクが変化しても速度が一定となるような自動制御が必要となります。
実際のVSモータドライブは、VSオペレータの速度設定つまみによって与えられた設定速度と、VSモータに取り付けられた速度検出発電機(TG)の実際速度をVSコントローラで比較し、その偏差値に比例した出力電圧により励磁電流を加減して出力トルクを調整し、実際速度を上げ下げして速度偏差を無くすように自動的に制御します。
これにより、負荷トルクが変動しても図1(b)のような速度変動率の小さい速度―トルク垂下特性が得られ、無段階に定格最高速度から100r/minまでの速度制御範囲で希望する運転が出来ます。

トルク垂下特性(自動速度制御特性)

図1(b)トルク垂下特性(自動速度制御特性)